元彼と食事をすることになり二人揃って大好きだったイタリアンのお店へ行った
いつも常連さんでカウンターはいっぱいになる。
私たちはテーブル席へ
生ハムや、ピクルスなどをつまみにビールからワインへと移っていたころ
背中のカウンター席の女の異変に
元彼が気づいた
こっそりと
【なんか泣いてる…】というので
振り返ると
二人の女性が背を向けて座っており、
一人がうつ伏せになりもう一人が肩を撫でていた
元彼は
何もなかったようにワインを追加し
スマートな対応を取ったが、私は聞き耳を立てていた
≪元彼と戻りたいと思うなら電話しなよ~~≫と慰める女
≪無理だよ…もう…電話もメールも返ってこないんだもん≫と泣き崩れる女
肩に手をやり
≪嫌いで別れたわけじゃないんでしょ??ちゃんと話しておいでよ≫
という友達に
泣きながら
≪好きなんだも~~~ん…別れてその事に気づくなんて……≫
とまだうつ伏せになって泣いてる
親身になって聞いてた友達も
何を言っても好きなんだと泣く彼女に飽きたのか
肩を撫でながらもテーブルの食事に手を伸ばし、
頬張りながら話を聞いているのがツボだった。
男前ばかりの店員も
彼女らに気を使い、
≪戻れるよ~~~大丈夫だよ~~≫と言いはしてたが、
こういう話しは、
全く持ってアドバイス的な事は出来ないものだ
好きな人がいる
告白しようか迷ってるなどの先のある話しには花が咲くが……
泣いてた彼女も
うつ伏せ過ぎて暑くなったのか
≪もう……飲む!!≫
とビールを飲み干し
そのタイミングを見計らってか、
友人の
もうカエロっか…という促しに素直に応じた
彼女達が帰った後に
元彼と
≪こうやって元彼と元彼女一緒にご飯食べてるっておかしいのかなww≫
と聞いてみた
≪ま~~別れ方もあるし付き合い方も人それぞれ。お前にも二度と会いたくない彼とかいるだろ≫
と落ち着いて言う
確かに
今目の前にいる元彼は
たぶん一生こうやって何も考えずに食事とかしてそうだ
戻りたいとか思わずに
自然に居ることが
ベストなのかはわからないが、
泣いてるうちは
元彼に連絡はしないほうがよさそうだ…
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